ご挨拶
若月鋳工所は創業以来、より多くのお客様にお喜びいただくために多品種少量生産方式を採用しています。
普通鋳鉄及びダクタイル鋳鉄など、鉄系の様々なご注文に応じ、高品質・納期厳守をモットーに、 常にお客様の満足を第一に考え、高品質の製品を製造・開発しています。
これからも末永く、弊社製品をご愛顧頂きますようお願いいたします。
代表取締役社長 若月 悠太
職人気質
確かに派手さなどない、地道な仕事だ。 しかし派手な瞬間勝負も、時間というフルイにかければ、 そのものの良し悪しが誰の目にも明らかになる。 人から人へと時間を経て、技は完成されていく。
どんなにコンピュータが発達しようと、どんなに優れた機械が登場してこようと、人の知恵には勝らない。経験を積んだ、人の技には敵わない。流れる汗は、きっと熱い思いの仕業に違いない。
どうやら“気”が人を動かすらしい。 言葉にするのはやさしいが、それが一番難しい。 やる気とは、すなわち楽しみのことだ。 形のないところから汗を流して造り上げていく。 そこに言葉には言い表せない喜びがある。
あくまでも品質にこだわりを持つ。 それは、自分の技術に責任を持つということだ。 その頑固さが、つまりは職人気質。 絶え間ない技の磨き上げで、鋳物より質の高いものへと仕上げられていく。
裸の実力で勝負したい
飾りを捨てた「裸」の実力が、正当に評価され始めました。
それは、私たちにとっては嬉しいことです。
より難しい仕事に、真正面から取り組むことで力をつけていく。
筋肉は、使わないと衰えてゆくと言いますが、どうやらそれだけではないようです。
心の筋肉を鍛えることも、これからは大切になってくる。
私たちの仕事は以前3Kと言われ、敬遠された時期がありました。
しかし今、こうした仕事の人気が急上昇しています。
それは実力で評価される、充実感がある、仕事に対するプライドがあり自信にあふれている等々、裸の実力を若い人たちが評価し始めたことにほかなりません。
ご覧になっていただければわかる通り、そうした私たちの実力は、全て製品に表れます。
そこには飾りなどなにもありません。
私たち若月鋳工所は、これからも裸の実力で勝負していきたいと思います。
一人ひとりの向上意識
スポーツの世界では、「勝つことは難しいが、勝ち続けることはもっと難しい」と言います。
言い方を換えれば、それは私たちの製造業にも当てはまること。
「いい製品を造るのは難しいが、造り続けるのはもっと難しい」。
次々に、大きさも形状も異なる、様々な製品依頼が来る“多品種少量生産”。
そこでは、一定に決められた方法や数値などありません。
常に積み重ねられた経験や知識を踏まえた、その時その時の応用力が発揮される場でもあるのです。
そこには社員一人ひとりが自分の力をもっと伸ばしていこうとする、自助自活のエネルギーが充満しています。
自分の技に責任とプライドを持ち、実績と自信を積み重ねていく。
それが製品にも表れるからこそ、質の高さを維持できると思うのです。
ここにも若月鋳工所の、妥協を嫌う職人気質が表れています。